大会行事予定・結果

全国教員柔道大会

平成25年8月3日(土) 講道館

全国教員柔道大会
全国教員柔道大会

第38回全国教員柔道大会に参加して

監督  大阪府立長野北高等学校 錦 信好

平成25年8月3日(土)、第38回全国教員柔道大会が東京講道館において開催されました。結果は昨年同様3位入賞を果たしました。メンバーは6月初旬の暑い中、大阪市立修道館で行われました第38回全国教員柔道大会大阪府予選会を勝ち抜いた先生方です。

先鋒 岩元 高典(堺市立大浜中学校)
次鋒 和久 弦矢(太成学院大学高等学校)
中堅 小林 章男(東大阪大学柏原高等学校)
副将 小林 勇介(常翔学園高等学校)
大将 八木 智崇(東大阪大学敬愛高等学校)

各先生方は学校での生徒指導や部活動指導などの忙しい中、計5回の練習会にも参加していただき、昨年に引き続き好成績を収めようとする意気込みが感じられました。大会前日に講道館に入り、練習会場でしっかり汗をかいて、調整を行いました。

今年のチームは昨年度に続き、先鋒 岩元先生、次鋒 和久先生、副将 小林勇先生が出場し、中堅の小林章先生は久しぶりの出場のベテラン、大将 八木先生は初出場という盤石の布陣で臨みました。立ち上がりの2回戦愛知県は昨年度ベスト8で、昨年同様この初戦にまず勝って勢いをつけるべく黙々と調整に励んでおられました。

2回戦   大阪 2 1 愛知
  岩元   払腰 (有) 岩本直樹
  和久   引き分け   三宅恵介
  小林章   引き分け   生田佑介
  小林勇 (技) 背負投   田原優貴
  八木 大外刈   山内孝英

岩本先生、昨年度も初戦に緊張から失点したことが繰り返されるような試合運びで堅さが目立つが、なんとか残り20秒くらいまで両者ともポイントなしで進んだ。引き分けかと思われた瞬間、一瞬の気の緩みか相手の払腰に巻き込まれ「有効」を奪われそのまま時間となる。和久先生は堅さが目立つ中、両者決め手がなく「引き分け」。小林章先生の相手は小林先生より一回り大きい右の組み手で喧嘩四つとなったが、さすがにベテランらしい試合運びで危なげなく「引き分け」。ここで1失点差になり、残りの小林勇、八木先生にプレッシャーがかかるところであるが、小林勇先生が非常に力の強い難敵の相手に対し、一瞬の隙を見逃さず、電光石火の左一本背負いで「技有」を取り、そのまま時間となる。この時点で大阪チームのリードとなるが、八木先生に関しては全く引き分ける様子がなく、果敢に相手を攻めまくり、なんと開始25秒で相手を大外刈で宙に舞わせ「一本」。息詰まる一戦は大阪が制した。

3回戦   大阪 4 0 青森
  岩元 横四方固   能登谷巧
  和久 背負投   池田晋平
  小林章   引き分け   梶浦忠美
  小林勇 (技) 内股透かし   岩渕貴臣
  八木 大外刈   松舘雄也

先程の緊張感から解き放たれたように、岩元先生の動きが良くなる。喧嘩四つの相手に盛んに足技から仕掛け主導権をにぎり、相手が苦し紛れにかけた体落としをそのままつぶし横四方固めで「一本」。技の切れは抜群の和久先生も、本来の動きを取り戻し、右背負い投げ・左袖つり込み腰と、相四つの相手に柔道をさせず、開始54秒、背負い投げで「一本」。この時点で完全にムードに乗った大阪チームは、小林章先生が盤石の試合運びで「引き分け」。余裕を持って試合に臨めた小林勇先生も喧嘩四つの相手に、奥衿からの内股・大外、機を見て左の一本背負いと優位に試合を進め、相手が苦し紛れにかけてきた内股をすかし、「技有」その後安定した試合運びで時間終了となり、この時点で準々決勝進出が確定した。大将で余裕を持って試合に臨んだ八木先生は右大外刈、体落と果敢に攻め、大外刈で技有を奪った後、袈裟固めに移行し、開始2分足らずで「一本」勝ちとなる。

準々決勝   大阪 5 0 熊本
  岩元 小外掛   山田孝佳
  和久 (技) 小内刈   小森洋光
  小林章 (有) 背負投   中川太志
  小林勇 合わせ技   永吉要一
  八木 体落   北井謙次

あと一つで昨年の3位に並ぶと言うことで、各先生方も気合いを入れ直し、準々決勝戦に臨んだ。相手のチームの平均年齢が比較的高いということが、我々大阪チームにとっても追い風であったかもしれない。勢いの止まらない大阪チームの先鋒岩元先生は、開始直後から次々と技を繰り出す自由奔放な柔道で、開始わずか50秒 小外掛で相手を沈めて「一本」。和久先生もなかなか力の強い左組の相手に苦戦するが試合半ば、切れ味鋭い小内刈で「技有」を奪うとそのまま試合時間が過ぎた。あと1勝で昨年同様の準決勝まで駒を進めるということで、今まで盤石の試合運びをしていた小林章先生は今回、積極的に攻めに転じ、場外際相手が逃げようとする一瞬を逃さず粘り強く技をかけ、執念の背負投で「有効」のポイントを奪った。こうなると先程の試合同様、小林勇・八木先生は思う存分自分の持っている力を出し切り、小林勇先生が開始2分25秒で合わせ技「一本」、八木先生は開始1分10秒体落としで「一本」と、終わってみればなんと5対0の大差で熊本県を下した。

準決勝   大阪 0 2 神奈川
  岩元   合わせ技 八巻 祐
  和久   引き分け   山手昭人
  小林章   引き分け   徳間史朗
  小林勇   指導2 (有) 岡村照大
  八木   引き分け   紫牟田武徳

いよいよ昨年同様準決勝に駒を進めた大阪チームであるが、相手は実力者揃いの神奈川県で、苦戦が予想された。岩元先生の相手の選手は学生の大会でも上位入賞者であり、試合の序盤から、岩元先生が翻弄される場面が目立ち、開始1分44秒合わせ技で「一本」を取られた。和久先生は持ち前のスピードで相手を攻めるも、今一歩のところで相手の体が仰向けにならず、「引き分け」となる。先鋒の失点を取り戻すべく小林章先生も必死に攻めるが、相手の老獪な試合さばきに翻弄され、「引き分け」。ここで2回戦で流れを変えた小林勇先生に期待が集まるが、喧嘩四つの相手は組み手が非常に巧みで、なかなか小林勇先生充分の組み手にさせてもらえない。小林勇先生が小内刈、大外と攻めるも不十分な組み手では威力を発揮しないまま、試合半ばで一つめの指導を取られ、残りわずか20秒で二つめの指導がきて、「有効」のポイントが入り試合終了。この時点で惜しくも準決勝敗退が決定した。それにもめげず大将の八木先生は果敢に相手を攻め、後一歩の所でポイントが奪えそうな場面もあったが惜しくも「引き分け」に終わる。

大会が終わってみれば、昨年同様3位入賞が出来ました。表彰式に参加される大阪の先生方は疲労困憊で、優勝は出来なかったものの、やりきったという充実感に溢れていました。

大会前の練習会では、それぞれご自分の学校での仕事があるなか、時間を割いて練習会に参加していただき、今年度も昨年度以上の成績を収めようと、小林章キャプテンを中心に、気合いのこもった稽古、時間をかけてのミーティングが出来ました。

また大会当日も、先生方の一致団結した強さ、お互いをカバーする結束力、勝負への執念 など、改めて私も学ぶべき所がたくさんあり、自分としても非常に充実した達成感が有りました。選手の皆様ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

最後に本大会の出場に関しまして、大阪府柔道連盟・大阪高体連柔道部の先生方には物心ともにご尽力を賜り、誠にありがとうございました。また、練習会でお世話になった各団体の方々にも御礼を申し上げ、報告とさせていただきます。